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~東京都南青山にある治療院です~
痔の症状を軽減できる按摩治療
中医学で腎の竅は「耳と二陰」であると説明している。
「竅」とは身体にある九つの穴である。
二陰とは前陰すなわち尿道口で後陰は肛門である。
従って痔は腎に関係する硬結・圧痛のあるツボを治療すると、症状を軽減することができる。
痔の反応としては下腹部、恥骨の上の腎経・横骨穴に圧痛が出ていることが多い。
痔に響くツボ、あるいは横骨穴の圧痛を軽減できる全身のツボを治療すると、痔の症状を軽減することができる。
痔の症状が肛門の左右、どちらかに片寄って出ているかを聞く。
右側にイボ痔があるとして説明する。
〔背臥位〕
(1)腹部の診断
下腹部、恥骨の上、右腎経・横骨穴の圧痛を
確かめる。(図1)
〔腹臥位〕
(2)背腰部の按摩
① 痔で最も圧痛がある、仙骨部の下髎穴を左
右指圧して圧痛を調べる。
右側に強くあることを確かめ、重ね母指持続圧を行う。(図2)
② 腰部の腎兪穴、志室穴を左右指圧して硬結
・圧痛を調べる。
右の腎兪穴の硬結・圧痛に重ね母指持続圧を行う。(図3)
③ 下腿腎経、築賓穴の硬結・圧痛を調べ、母
指揉捏と重ね母指持続圧を行う。(図4)
④ 足底部、腎経・湧泉穴の圧痛を調べ、重ね
母指持続圧を行う。(図5)
〔背臥位〕
(3)百会穴の後ろずらし圧
百会穴を垂直に30秒間ほど押す。次に母指に
圧を加えたまま皮膚がずれない程度に後方にず
らして1分間持続圧を行う。(図6)
(4)治療効果の判断
下腹部、腎経・右横骨穴を指圧して圧痛が軽減していることを確かめる。






(図1)
(図2)
(図6)
(図3)
(図5)
(図4)
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