関節運動法

●股関節外側部・胆経環跳穴の痛みを軽減できる関節運動法
環跳穴の症状は下肢の胆経と胆兪穴の位置する胸椎10/11椎間関節、および肝兪穴の位置する胸椎10/9椎間関節に関係が深い。
環跳穴に痛みが出る股関節の姿勢、すなわち股関節外転あるいは屈曲して内転・外転、または患者さんの手で圧迫して痛を感じながら、上記の関節で機能異常のある関節に治療を行うと症状を改善することができる。
・背臥位
⑴ 足関節
➀ 第4趾の関節運動法
股関節外転して環跳穴に痛みの出る股関節の姿勢で、中足指節関節の掌屈と凹滑り法、同時に第4趾の指節間関節の背屈と凹滑り法を行った。 
➁脛腓関節の滑り法(原則は膝関節屈曲位で行うが伸展位でもできる)
・患側を上に側臥位
患者さんの手で環跳穴を圧迫して痛みを感じる状態で行う。
胸椎11/10(胆兪穴の位置する部位)と10/9(肝兪穴の位置する部位)棘突起間のつまりと圧痛、その横の筋の硬結を調べて症状のあることを確かめる。
➀ 胸椎11/10椎間関節
患者さんの手で環跳穴を圧迫しながら順滑り法と順捻転を行うと圧痛が軽減した。 (図3)
➁ 胸椎10/9椎間関節
・背臥位
⑴ 後頭骨/環椎関節の風池穴の離開法
⑵ 患部関節の関節運動法 
股関節を外転して痛みが出る場合
股関節外転と凸滑り法、股関節内旋と凸滑り法
股関節を内転して痛みが出る場合
股関節内転と凸滑り法、股関節外旋と凸滑り法

●中指の近位指節関節(PIP)の腫れ・屈伸困難を軽減できる関節運動法
中指は心包経である。心包経に関係の深い胸部の第4胸肋関節と背部の胸椎4/5椎間関節、さらに腰部の腎兪の位置する腰椎2/3椎間関節の機能異常を改善すると中指の症状を改善することができる。
患側を上に側臥位
中指を屈曲、伸展して痛みの程度を判断する。
脊椎椎間関節の関節運動法
①腰椎2/3椎間関節の逆捻転 
腰椎2/3棘突起間のつまりと圧痛、その横のやや下方の志室穴の硬結・圧痛を調べる。
最初に、この位置が腰椎2/3椎間関節と思われる部位に逆捻転を行う。
次のその上方、1㎝の部位、さらに最初の部位から1㎝下方の部位と3箇所に逆捻転を行って、最も響き的な感覚の強い部位を選択する。これが第2腰椎椎体の下関節突起部をとらえて上方に滑らせることになるので最も効果が大きい。響き的な感覚が感じられなくなるまで行う。 
手技を行いながら中指を屈曲・伸展すると痛みが軽減して楽に行うことができる。
②胸椎4/5棘突起間に逆滑り法と逆捻転、順滑り法と順捻転を行って響き的な感覚の強い方を選択して行う。中指を屈伸しながら行うと痛みが軽減することが分かる。
例.順滑り法と順捻転を行うと中指の痛みが軽減した。   
背臥位                      
①後頭骨/環椎関節の風池穴の離開法             
患部関節の関節運動法
②第4胸肋関節の上方滑り法と下方滑り法
上方滑り法とは第4肋骨の胸骨関節面を頭方に圧迫して、肋骨全体・上肢を足方に下げる手技である。                   
下方滑り法とは第4肋骨の胸骨関節面を足方に圧迫して、肋骨全体・上肢を頭方に上げる手技である。

     

●後頸部・下天柱穴の硬結・圧痛を軽減できる関節運動法
下天柱穴の位置する関節は頸椎2/3棘突起間と椎間関節部である。この関節は膀胱経と腎経に関係か深い。
(1)仙腸関節の関節運動法(下天柱穴の硬結が大きい方(第2頸椎棘突起が右側に変位していると仮定する)を上に側臥位)
①上部離開法  最初に行う必修の手技である。
この関節部には膀胱兪穴が位置するので響き的な感覚が起こらなくなるまで十分に手技を行う。                      
②前屈の手技である前屈上方滑り法と前屈下方滑り法を行って響き的な感覚の強い方を調べ、その手技を行いながら中極穴あるいは肓兪穴を圧迫し、下天柱穴を揉んで症状が軽減することを確かめて手技を行う。
例.前屈上方滑り法で両方の症状が軽減した。           
③後屈の手技である後屈上方滑り法と後屈下方滑り法を行って、前屈の手技と同様に行う。
(2)脊椎椎間関節の関節運動法
①腎兪穴の位置する腰椎2/3椎間関節の棘突起間を調べて詰まりと圧痛があることと、腎兪穴の筋に硬結・圧痛があることを確かめる。
この関節に逆捻転を行いながら肓兪穴圧迫と下天柱穴を揉んだ痛みが軽減することを確かめて手技を行う。
例.腰椎2/3椎間関節の逆捻転で両方の症状が改善軽減した。  
〔背臥位〕
(3)下肢の関節運動法
①足関節を内反位にして距腿関節の背屈と凸滑り法(膀胱経の治療)。      ②足関節を外反位にして距腿関節の背屈と凸滑り法(腎経の治療)     
(4)患部関節の関節運動法
➀頸椎2/3椎間関節の上下棘突起間の左右圧迫による滑り法)
➁後方伸展と滑り法                   
➂回旋と滑り法                     
➃側方屈曲と滑り法 

● 口角炎の症状を軽減できる関節運動法
口角炎は胃と胃経の弱りで起こることが多い。
胃経募穴・中脘穴を圧迫してその不快感を確かめ、口を大きく開けて痛みを確かめて、両方の症状が改善する関節に関節運動法を行なうと痛みを改善することができる。
(1)仙腸関節の関節運動法(普段腰痛のある側を上に側臥位)
①上部離開法 最初に行う必修の手技である。
②前屈の手技である前屈上方滑り法と前屈下方滑り法を行って響き的な感覚の強い方を調べ、その手技を行いながら中脘穴を圧迫し、口を開けて症状が軽減することを確かめて手技を行う。
例.前屈上方滑り法で両方の症状が軽減した。          
③後屈の手技である後屈上方滑り法と後屈下方滑り法を行って前屈の手技と同様に行う。
(2)脊椎椎間関節の関節運動法
①胃兪穴の位置する腰椎1/胸椎12椎間関節の棘突起間を調べて詰まりと圧痛があることと、胃兪穴の筋に硬結・圧痛があることを確かめる。
この関節に逆捻転を行いながら中脘穴圧迫と口を開けた痛みが軽減することを確かめて手技を行う。
例.腰椎1/胸椎12椎間関節の逆捻転で両方の症状が改善軽減した。
②脾兪穴の位置する胸椎12/11椎間関節に上記の方法と同様に行なって症状の改善をはかる。
〔背臥位〕
⑶足指の関節運動法
①胃の弱りに対して第2趾の中足指節関節の底屈と指節関節の背屈の凹滑り法   
②脾の弱りに対して足を母指の中足指節関節の内反と凹滑り法     
(4)患部関節の関節運動法
①頸椎2/3椎間関節の滑り法 

 ●目の痒みを軽減できる関節運動法
目の痒みは肝あるいは腎の弱りから起こっていることが多い。
肝と腎に関係する関節で機能異常のある関節に手技を行なうと症状を軽減することができる。
目の痒みのある部位を圧迫して、肝経募穴・期門穴あるいは腎経募穴・京門穴(便宜的に肓兪穴も使える)の圧迫不快感を確かめ目の痒みの軽減と募穴の圧迫不快感の軽減があることを確かめて治療関節は判断して手技を行なう。
(1)仙腸関節の関節運動法(普段腰痛のある側を上に側臥位)
①上部離開法 最初に行う必修の手技である。
例.前屈上方滑り②前屈の手技である前屈上方滑り法と前屈下方滑り法を行って響き的な感覚の強い方を調べ、その手技を行いながら期門穴を圧迫し、目の上眼窩あるいは下眼窩を圧迫して症状が軽減することを確かめて手技を行う。
法で両方の症状が軽減した。                   
③後屈の手技の手技である後屈上方滑り法と後屈下方滑り法を行って前屈の手技と同様に行う。
(2)脊椎椎間関節の関節運動法
①肝兪穴の位置する胸椎9/10椎間関節の棘突起間を調べて詰まりと圧痛あることと、肝兪穴の筋に硬結・圧痛があることを確かめる。
この関節に逆捻転を行いながら期門穴圧迫と上眼窩・下眼窩の痒みが軽減することを確かめて手技を行う。
例.胸椎9/10椎間関節の逆捻転で両方の症状が改善軽減した。  
②腎兪穴の位置する腰椎2/3椎間関節に上記の方法と同様に行なって症状の改善をはかる。
〔背臥位〕
①肝の弱りに対して足関節と足指関節の底屈と凸滑り法                            
②腎の弱りに対して足を外反して足関節の背屈と凸滑り法    
患部関節の関節運動法
①肝の弱りに対して風池穴の離開法  

 ●母趾と足関節の底屈を改善できる関節運動法
この関節の底屈制限は肝の弱りから起こっていることが多い。
肝経募穴・期門穴の圧迫不快感の軽減と足趾・足関節の底屈制限を改善できる、肝経に関係の深い関節に関節運動法を行う。
(1)仙腸関節の関節運動法(足趾の患側側を上に側臥位)
①上部離開法 最初に行う必修の手技である。
②前屈の手技である前屈上方滑り法と前屈下方滑り法を行って響き的な感覚の強い方を調べ、その手技を行いながら期門穴を圧迫し、床側の足の踵で天井側の足趾を底屈して症状が軽減することを確かめて手技を行う。
例.前屈上方滑り法で両方の症状が軽減した。        
③後屈の手技の手技である後屈上方滑り法と後屈下方滑り法を行って前屈の手技と同様に行う。
・例.後屈下方滑り法で両方の症状が軽減した。       
(2)脊椎椎間関節の関節運動法
肝兪穴の位置する胸椎9/10椎間関節の棘突起間を調べて詰まりと圧痛あることと、肝兪穴の筋に硬結・圧痛があることを確かめる。
この関節に逆捻転を行いながら期門穴圧迫と足趾・足関節底屈をして症状が軽減することを確かめて手技を行う。
例.胸椎9/10椎間関節の逆捻転で足趾と足関節の底屈が改善軽減した。
〔背臥位〕
患部関節
①足関節(距腿関節)の底屈と凸滑り法                   
②第1中足骨/基節骨関節の底屈と凹滑り法          
③基節骨/末節骨関節の底屈と凹滑り法 

●右中指の近位指節関節の内側部(内側圧痛穴)の腫れ痛みを改善できる関節運動法
中指の経絡は心包経である。この経絡と心包に関係する関節機能異常を改善すると中指の腫れ痛みを改善することができる。
心包経の募穴は胸部・膻中穴、あるいは神封穴も診断として応用できる。
(1)仙腸関節の関節運動法(右上側臥位、あるいは普段、腰痛のある側を上に側臥位)
①内側圧痛穴を圧迫しながら上部離開法を行って、内側圧痛穴の圧痛が軽減することを確かめて治療関節と判断し、響き的な感覚が起こらなくなるまで手技を行う。
②前屈の手技である前屈上方滑り法と前屈下方滑り法を行って響き的な感覚の強い方を調べ、その手技を行いながら内側圧痛穴の圧痛が軽減することを確かめて手技を行う。
例.前屈上方滑り法を行いながら内側圧痛穴を圧迫すると圧痛が軽減した。
③後屈の手技の手技である後屈上方滑り法と後屈下方滑り法を行って前屈の手技と同様に行う。
・例.後屈下方滑り法を行いながら内側圧痛穴を圧迫すると圧痛が軽減した。
(2)脊椎椎間関節の関節運動法
厥陰兪穴の位置する胸椎4/5椎間関節の棘突起間を調べて詰まりと圧痛あることと、厥陰兪穴の筋に硬結・圧痛があることを確かめる。
肘の内側圧痛穴を圧迫しながら4種類の手技を2組に分けて行い、圧痛が軽減する手技を判断して治療を行う。
例.逆滑り法と逆捻転をで内側圧痛穴の痛みが軽減した。
〔背臥位〕
(1)第4胸肋関節の凸滑り法            
例.第4胸肋関節の上方凸滑り法を行いながら、内側圧痛穴を圧迫すると圧痛が軽減した。
(2)患部関節の関節運動法
①中指の近位指節関節を背屈すると痛みが出たので、この関節に離開法、4方向の滑り法(背側・掌側・内側・外側)、最後に背屈と凹滑り法を行った。
②中指の近位指節関節を外転すると痛みか出たので、この関節に外転凸滑り法を行った。

●胸部・歩廊穴の痛みを軽減できる関節運動法
胸部・歩廊穴は心の弱りで硬結・圧痛が現れることが多い。
このツボの圧痛を軽減できる関節に手技を行うと、歩廊穴の圧痛を軽減することができる。
〔側臥位〕
(1)仙腸関節の関節運動法(歩廊穴に痛みがある側、あるいは普段、腰痛のある側を上に側臥位になる)
①上部離開法を行って歩廊穴の圧痛が軽減するかを確かめる。
②前屈上方滑り法と前屈下方滑り法を行って響き的な感覚の強い方を調べる。その手技を行いながら、歩廊穴と募穴の圧痛が軽減するか確かめる。
例.前屈上方滑り法を行いながら歩廊穴を圧迫すると症状が軽減した。
③後屈上方滑り法と後屈下方滑り法を行って響き的な感覚の強い方の手技を選択して、その手技を行いながら歩廊穴の圧痛が軽減することを確かめて手技を行う。
(2)脊椎椎間関節の関節運動法
①心兪穴の位置する胸椎5/6椎間関節の棘突起間を調べて、詰まりと圧痛を確かめ、さらに心兪穴の硬結を確かめて、順滑り法・順捻転、逆滑り法・逆捻転を行って響き的な感覚の強い方を行う。
例.胸椎5/6椎間関節の順捻転              
②心兪穴は腎兪穴と関係が深い。腎兪の硬結・圧痛と腰椎2/3棘突起間の詰まりと圧痛を確かめて治療関節と判断して関節運動法を行う。
例.腎兪穴の位置する腰椎2/3椎間関節の逆捻転                              
〔背臥位〕
⑴ 下肢・上肢の関節
上肢・心経で関節機能異常のある関節に関節運動法を行う。
➀ 腕尺関節の過伸展と凹滑り法                
② 小指の指節間関節の背屈と凹滑り法          
⑷  患部関節の関節運動法
第5胸肋関節の凸滑り法   

●第3・第4・第5頸椎横突起部の硬結・圧痛を軽減できる関節運動法
この部位の症状は脾・胃の弱りで起こることが多い。
脾と胃に関係がある全身の関節の関節機能異常を改善すると、硬結・圧痛を軽減することができる。
右側の側頸部に硬結・圧痛があると仮定して説明する。
〔側臥位〕
(1)仙腸関節の関節運動法(側頸部に痛みがある側、あるいは普段、腰痛のある側を上に側臥位になる。右上側臥位)
①上部離開法を行って側頸部の圧痛が軽減するかを確かめる。   
②前屈上方滑り法と前屈下方滑り法を行って響き的な感覚の強い方を調べる。その手技を行いながら、側頸部の圧痛が軽減するか確かめる。
例.前屈上方滑り法を行いながら側頸部を圧迫すると症状が軽減した。
③後屈上方滑り法と後屈下方滑り法を行って響き的な感覚の強い方を調べる。その手技を行いながら側頸部の圧痛が軽減するか確かめる。
例.後屈下方滑り法を行いながら側頸部を指圧すると症状が軽減した。
(2)脊椎椎間関節の関節運動法
①脾兪穴の位置する胸椎11/12椎間関節の棘突起間を触診して詰まりと圧痛を確かめ、さらに脾兪穴の硬結を確かめて治療関節と判断して逆捻転を行う。例.胸椎11/12椎間関節の逆捻転                
②胃兪穴の位置する胸椎12/腰椎1椎間関節の逆捻転      
〔背臥位〕
(1)下肢の関節
①脾経が流注する、第1趾の外反・底屈と凹滑り法        
②胃経が流注する、第2趾の中足骨/基節骨関節の底屈と凹滑り法、指節間関節の背屈と凹滑り法の組み合わせ                
(2)患部関節の関節運動法
①右頸椎の側屈と滑り法 

●上唇と下唇の筋を強くできる関節運動法
上唇は肺・大腸、下唇は脾・胃の経絡が流注する。この経絡に関係する関節の機能異常を改善すると唇の筋に力を入れることができる。
〔側臥位〕
(1)仙腸関節の関節運動法
①上部離開法を行って響き的な反応が強ければ、上唇と下唇に指を当てて押して唇の筋に力が入ることを確かめて手技を行う。
②前屈上方滑り法と前屈下方滑り法を行って響き的な感覚の強い方を調べ、その手技を上部離開法と同じ要領で効果のあることを確かめて手技を行う。
例.前屈上方滑り法を行いながら指で上唇を押すと力が入った。
③後屈上方滑り法と後屈下方滑り法を行って響き的な感覚の強い方を調べ、前屈の手技と同様に行う。
(2)脊椎椎間関節の関節運動法
1)下唇に対して
①胃兪穴の位置する腰椎1/胸椎12椎間関節の棘突起間に詰まりと圧痛のあることを確かめて逆捻転を行い、下唇を指で圧迫して唇に力を入れ、力の入ることを確かめて手技を行う。)
②脾兪穴の位置する胸椎12/11椎間関節に上記と同様の要領で手技を行う。
2)上唇に対して
➀大腸兪穴の位置する腰椎4/5椎間関節の棘突起間に詰まりと圧痛のあることを確かめて逆捻転を行い、上唇に指を当てて押して唇に力を入れ、力の入ることを確かめて手技を行う。
②肺兪穴の位置する胸椎3/4椎間関節に上記の要領で手技を行う。
〔背臥位〕
⑴頸椎2/3椎間関節の滑り法
(2)下肢・上肢の関節
①手の示指の掌屈、背屈と凹滑り法    
②足の第2趾の底屈、背屈と凹滑り法 

● 右背中(肝兪穴外側部)の帯状疱疹後遺症の痛みを軽減できる関節運動法
肝兪穴は胸椎9/10椎間関節部に位置するツボである。
この関節と全身の肝経にある関節の機能異常を改善すると痛みを軽減することができる。
〔側臥位〕
(1) 仙腸関節の関節運動法
① 仙腸関節の主要な5つの手技の中で、最初に上部離開法を行う。
響き的な感覚が強ければ、期門穴と患部穴を圧迫して圧痛が軽減することを確かめて治療関節と判断し、持続的に手技を行う。 
②前屈の2つの手技、前屈上方滑り法と前屈下方滑り法を行って響き的な感覚の強い方を判断し、期門穴と患部穴の圧痛が軽減することを確かめる。
例.前屈上方滑り法を行うと両方のツボの圧痛が軽減した。
③後屈の2つの手技、後屈上方滑り法と後屈下方滑り法を行って響き的な感覚の強い手技を選択し、その手技を行って、期門穴と患部穴の圧痛が軽減することを確かめて治療を行う。
例.後屈下方滑り法を行うと両方のツボの症状が軽減した。
⑵足関節の関節運動法
①第1中足指節関節(中足骨/基節骨)の底屈と凹滑り法
この関節に関節運動法を行って、響き的な感覚が強いことを調べて手技を行い、期門穴と患部穴の圧痛が軽減することを確かめて治療を行う。
⑶頸部の関節
①風池穴の離開法
⑷患部関節・胸椎9/10椎間関節の関節運動法
肝兪穴の位置する胸椎9/10椎間関節の棘突起間を調べて、詰まりと圧痛を確かめる。
この関節に逆滑り法と逆捻転を行い、次に順滑り法と順捻転を十分に行う。