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関節運動法の胸椎11/12椎間関節の逆捻転で血糖値が19ml/dl、下がった。

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女性 52歳。事務職。
今年の春から在宅勤務が多くなって、家で間食をすることが多く、肥り気味である。

午後20時の治療
当院に来る前に、そばと天丼を食べた。デザートに白玉ぜんざいを食べた。

治療
血糖値を計った。176ml/dlであった。

背臥位
左右、どちら側の脊椎椎間関節に強く機能異常があるか調べた。
脾経募穴・章門穴の圧痛を調べると、左側が強かった。
下腿、脾経の陰陵泉穴では左側であった。

左上の側臥位
脾兪穴が位置する胸椎11/12椎間関節を正確に調べるために、マジックで第5腰椎棘突起の下から5、4、3と胸椎11まで印を付けた。(図1)
胸椎11/12棘突起間の際に豆状骨を当てて逆捻転を行い、響き的な感覚を覚えてもらった。(図2)
これを1として、1cm上方に行って2、最初の位置よりも1cm下方に行って3として最も響き的な感覚が強い部位を調べると最初の1であった。
この部位にやや強めの力で、10分間の逆捻転を始めた。
最初から腹部にジーンと響いた。左母趾の足底側に響いた。
30秒くらい行うと手がずれるので、当てるところを下げ、また響きを感じるところに当てて行った。
5分間ほどたつと左大腿前面部のやや内側、脾経にジーンとした響き的な感覚が起こった。
脾経の経絡に響きが起こったということで、豆状骨が正確に第11胸椎の下関節突起をとらえて手技を行っていると判断した。
30秒くらいたって響き的な感覚がなくなった。
10分間行う予定であったが、響き的な反応がなくなったので8分間で終了して反対側の側臥位になった。
右側にも同じように3か所に豆状骨を当てて、最も響きを感じる場所に行った。
腹部にジワーと響いた。
3分くらいたったとき、右大腿部、脾経に響きが起こった。5分間行って終了した。
治療時間は左右で13分間であった。

検査
血糖値を測定。157 ml/dl で19 ml/dl、下がった。

考察
脊椎置換関節の他に、後頭骨/環椎関節の風池穴の離開法や、下肢の母趾の関節の外転と凹滑り法を行うと更に下げることができると考えられる。

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​(図1)

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​(図2)

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