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困った話・失敗談

●失敗談NEW!

腹臥位。男性の患者さんを治療していて話しが盛り上がって、大きな声で話しをしていたら、鍼を刺している自分の手にツバキがかかった。
患者さんの肌にもかかったはずと思って反省した。

●困った話NEW!
胃兪穴を指圧すると吐きっぽい感じがするので止めてほしい。女性 32歳

腹臥位で硬結・圧痛のあった左胃兪穴を持続圧したところ、吐きっぽい感じがして、ずっとガマンして指圧されていたのだが辛くなったので止めてほしいといわれた。
治療をして不快な症状が出ても、大抵は治る反応なので、「普段、吐きっぽい感じはありませんか」と聞くと、たまにあるという。

●失敗談 

筆者は腰に鍼をしたまま仕事をしていたのだが、いつのまにか抜けて床に落ちていた。
それを患者さんが見つけて「先生、床に鍼が落ちている」とひどく驚いた様子だった。

●「夫の病気、教えて」 女性 56歳。

ご夫婦で按摩にかかっている方である。
ご主人は自分の健康状態や会社の健康診断の結果を、あまりご夫人に言っていないようであった。
ご夫人が按摩にかかったとき「うちの人、どっか悪いのではないかと思うのですが、先生、どこが悪いですか」と聞かれた。
筆者の診断と治療では肝の弱りがあり、また健康診断でも肝機能数値が少し高く、心臓も負荷をかけて心電図をとったことがあったと話していた。

しかし、ご主人が話していないのだから、ご夫婦といっても言う訳にはいかず「酷く凝っていることころはないし、特に病気はないと思います」と言った。

●もっと強く押してくれと言われた。男性 61歳。

腹臥位で背腰部に指圧を続けていたら、患者さんはいびきをかいて眠った。
筆者も少し眠い感じになって、圧が弱くなったのだと思う。
眠っていると思った患者さんが「もっと強く押してくれ」と突然、言ったのでびっくりした。

●ご夫人にその夫の心が弱っていることを言ってしまった。女性 61歳。

  ご夫人がずっと以前から按摩にかかっている。その夫を紹介してくれた。
  「夫はどこが凝っていました」と聞かれたので「肝臓のツボが凝っていました」「そうでしょう、毎日、飲んでいるから」「他はどうでしたか」「心臓のツボも凝っていました」「あら、主人は心臓も悪いの」「いや、凝っていただけですかから心臓が悪いとはいえませんが」と言い訳をしたが、 ご夫婦でも身体の弱っているところを言ってはいけないと反省した。

●2人の患者さんが来なくなってしまった。
  患者さんのA子さんとB子さんは同じマンションに住んでいる。
A子さんの治療が終って受付で料金を支払っているとき、B子さんが入ってきた。
B子さんが治療を終って帰るとき「A子さんは先生のところでかかっているのですか」と聞いたので「だいぶ前からですが」と言った。
「私、A子さんと同じマンションに住んでいるのですけど、問題があって口をきいていないのよ」と言って帰った。
それ以来、A子さんもB子さんも当院の治療にかからなくなった。

●痩せる耳のツボで痩せない。女性 33歳。

女性の患者さんに田中流の痩せる耳のツボの鍼をした。
患者さんは美容室へ行った。
美容師さんが耳に貼ってある円皮針を見て「この鍼は何ですか」と聞いたので「田中先生の痩せる耳の鍼です」と言った。
「痩せる耳のツボはここではないと思いますけど」
「でも田中先生はこれで痩せられると言って貼ってくれました」
「でもあまり痩せていないようですけど」
と言われて患者さんは返事に困った。

●電話で大きな声で話しをしてしまった。
耳の遠い男性の患者さんを揉んで、大きな声で話しをしていた。
電話が鳴って女性の患者さんと話しをしたとき、そのまま大きな声で話しをしてしまった。
「先生、今日は声が大きくて元気ですね」と言われた。

●鍼の響きが突然、ビクンと感じる。 男性 45歳。

強い響きを与えないようにと00番鍼で、ゆっくりと回旋・雀啄するのだが、この男性患者さんは、刺鍼して何も感じないところから、突然、ズキンと感じて体をビクンと振るわせる。
おだやかにジワーッと響かせられないものかと思案中である。

●3人の名前が同じ。

今、治療にかかって終った患者さんの名前が加藤様。
次に治療にかかるので待っている患者さんの名前が加藤様。
その時、電話がかかってきた患者さんの名前が加藤様。
受付は筆者が一人でこなしている。いずれも女性の方で、間違えないように下の名前も言って話しをしたが、長年の治療経験で、こんなのは初めてであった。

●患者さん、予約を間違えるようになった。女性 78歳。

月2回、定期的にかかっていて予約の曜日と時間は決まっている。
この2カ月間の間に2回、曜日を間違えたり時間を間違えて来院した。
2回とも他の患者さんの治療をしている時で、仕方なく帰ってもらった。
普段、治療中の話しの受け答えは普通なので、認知症の始まりではないと思うが心配だ。

●急にビクッと感じる男性患者さん。

鍼に敏感な患者さんなので00番鍼で刺鍼して、ゆっくりと雀啄する。
できるだけ、おだやかな響きが起こるように、ゆっくりと雀啄するのだが、いつも急にズキッと感じてビクンと体を動かす。
この患者さんに、ジワーッと響かせる方法はないものかと思案中である。

●痛みの治療をしないで下さい。女性 62歳。

この訴えの女性患者さんの夫である男性患者さんは、会社を退職してから5年間で約10㎏体重が増えた。痩せたいと思っていてもなかなか痩せられない。
今年、1月に右腰から臀部にかけて帯状疱疹になった。医師の薬を飲んで湿疹は治ったが、その後、神経痛が起こって治らず、食欲がなくなって1カ月半で6㎏体重が減った。
ご夫人が「先生、あと4㎏体重が減るまで、痛みを治さないで」という。
ご主人は早く治してくれといい、ご夫人は治さないでほしいとの希望、どちらにするか迷うのだが、実際にご主人に治療にかかっもらうと痛み改善のためにベストの治療を行っている。

●下にした肩が痛くて腰部の逆捻転が出来なかった。男性 75歳。

右の五十肩で治療した。腰は左が痛いというので左側を下にして側臥位になってもらうと、下になっている右の肩が痛くて寝ていられないという。
関節運動法の逆捻転ができなかった。

●予約を間違って来院した  男性  75歳   

当院では患者さんの予約を「ご予約カード」に記入して渡している。ある男性患者さんが治療にかかって1カ月後の予約をカードに記入した。その後、患者さんから電話がかかってきて、「この日は都合が悪いので変更します」と言って、さらに1週間後の違う日時に決めた。
男性患者さんは予約を変更したことを忘れて、最初に予約カードに記入した日時に来院した。
その時間には他の患者さんを入れていたので「申し訳ありませんが治療できないのですが」と言うと「この通りカードに今日かかるように書いてある」と自分で変更したことを忘れて怒って帰った。

●百会穴に置鍼したまま帰してしまった 女性  48歳

1寸・00番の鍼を百会穴に置鍼して抜き忘れたまま帰してしまった。
患者さんも頭に鍼が刺さったままになっていることに気が付かず、家に帰って娘さんに「ママ、頭に鍼が刺さっているよ」と言われて初めて気が付いた。
抜いて、ちり紙に包んで持ってきた。
「どうも済みませんでした。今後、抜き忘れないように気を付けます」と謝った。
しかし患者さんが言うには、その夜、いつも治療を受けて寝たときよりもぐっすりと眠れたということであった。

●寒がりの女性患者さんの次に超暑がりの男性患者さん

寒がりの女性患者さんだったので冷房を弱くして治療していた。
終る頃、予約なしで少し肥満の男性中年の患者さんが入ってきた。
入ってくるなり「何だ、この部屋、暑いな」というので、すぐに冷房を強くした。
パジャマに着替えてもらい10分ほど揉むと、まだ部屋な中は暑いままだったので、汗をびっしょりとかいた。
このまま冷えるとまずいと思って、治療を中断して新しいパジャマに着替えてもらって治療した。

● 頸椎の後方伸展と滑り法の関節運動法で頸の力が抜けない患者さん 男性 41歳

以前、他の治療院で整体を受けて、頸を痛めたことがある患者さん。
当院の治療は3回目であるが、「ソフトに行って頸を痛めることはありませんから力を抜いて下さい」と言っても力を抜くことができない。
後方に伸展して、「これで痛いですか」と聞くと「痛くない」と言いながら力が入っている。前方に持ち上げるときは自分で頸を上げてしまう。
後、何回か治療にかかってもらううちに、力が抜けるようになると期待している。

●患者さんが間違って私の靴を履いて帰ってしまった  男性  75歳 

2週間に1回の治療回数でかかっている高齢の男性患者さん。
靴棚に患者さんは靴を置いた。その横に偶然、患者さんと似た私の靴が置いてあった。
治療が終って患者さんは、私の靴を履いて帰ってしまった。置いていった靴は私の靴と似ているが、よく見ると違う。
次の治療に来たとき、こっそりと変えておいたら、そのまま自分の靴を履いて帰った。

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